4月2日の日記

地震から3週間が経過した。

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地震当日の夜は岩手県沿岸部出身の大学時代のゼミの友達と飲みに行った。
その時は僕も友達も事の重大さに全く気付いていなくて、
普通に飲みに行ったのだが、家に帰ってテレビを点けて愕然とした。
家族や家が無事だったのか僕は聞いてないし、彼からの連絡もない。

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世間一般に自粛ムードが漂っている。
それに異論を唱える声もある。
どっちが正しいのか僕にはわからない。

親を亡くした子供。子供を亡くした親。
家を失った人。職を失った人。放射線。
壊滅的な被害を受けた太平洋沿岸部の町の映像を見ると
テレビを見ているだけの僕でさえ言葉を失う。
被災地の人たちの胸中はいかなるものか。

生きていくことに意味も希望を見出せない人も大勢いるだろう。
何かを自粛したところで亡くなった人が生き返るわけではないので、前向きに生きていきましょう、とは僕には言えない。
経済合理的な行動をしないことが善ではないとは思うのだけれども。